プロレスと格闘技の違いは?最強ジャンルと八百長のタブーを解説&暴露!

      2018/11/09

プロレスマニアがよく聞かれてしまうこと『八百長でしょ?』

最近では、プロレスを地上波で観るという文化がなくなってしまったのがこの日本という国です。

私が子供の頃はゴールデン枠でテレビ朝日の『ワールドプロレスリング』をやってましたから、猪木とか長州とか藤波とかアンドレとか前田とか、縦横無尽にリングで活躍しているところをテレビで観て熱狂したものです。

で、

プロレスをまともに観たことがない連中から聞かれることがあります。

それは、

『あれって八百長でしょ?』

『インチキなんでしょ?』

ということ。

ちょっと、これについて意見しておきますね。

 

『総合格闘技』がなかった時代ってファジーだったんですよ〜

格闘技。

これは、空手、柔道、レスリング、柔術、テコンドーといった、試合あるいは実戦で闘う技術を総じて表現する言葉です。

最近だと、総合格闘技(MMA ミックスドマーシャルアーツ)という言葉が一般的です。RIZINとかでやってるアレですね。

今は、大晦日に大々的にテレビでやってるのが総合格闘技じゃないですか。そしてあれって、普通に試合してますよね。

ところが、プロレスを観ると、ちょっと違うわけですよ。

ロープに振られたら返ってきたり、空中技を親切に受け止めたりとか。

あと、カウント3をレフェリーが取ろうとして、2.8くらいで止めるとか。

一般的には、不自然なわけです。

だから、プロレスと格闘技は違う、と思う人が大半なわけです。

でも、プロレスラーが総合格闘技の試合に出ることもあります。桜庭和志、船木誠勝、藤田和之、安田忠夫、などなど。でもって、その逆もあります。青木真也とか。

プロレスと格闘技が融合されたのは、アントニオ猪木による異種格闘技戦シリーズが最初だと思います。猪木アリ戦は語り草ですね。

なんというか、一緒にやっても問題ない、というぐらいのファジーさがあったんですよね。みんな知識もないし。

その後、空手、キックボクシングの勢力とブラジリアン柔術などが試合をするUFCのような大会が出てきて、徐々にプロレスを押すようになります。

で、髙田延彦がヒクソン・グレイシーと戦ったりして、プロレスとガチ格闘技のどちらが強いか、なんて検証も始まりましたよね。

最初は、格闘技で客を入れてテレビで流して、というのが非現実的だったんですね。儲からないから。でも、リングスがスポンサーセールスに成功したりして、次第にお金のニオイがするようになってきたという。

気がつけば、プロレスと総合格闘技は似て非なるもの、でも親和性が高いという奇妙な状況になってます。

こういう状況を見て、混沌としたものを感じる人は多いはずですが、私の中ではクリアです。

 

プロレスは、ルールに沿った『真剣勝負』です。

前述のロープだとか何だとかって、インチキだと思ってはいけません。これは、ルールなんです。

ロープに振られたら飛ぶのがルールです。じゃないとかっこよく技が決まらないでしょう。

空中技は、しっかり受け止めるのがルール。だって、掛ける方が危ないじゃないですか。

つまり、『受け』を魅せるということも技のうちなんです。フィギュアスケートで華麗な振る舞いも採点に関わるのと同じです。

だから、プロレスラーの身体は格闘技選手のそれと比べて受けに特化した強靭なフォルムをしてますよね。

でもって、勝敗が決まっているのをケーフェイとかブックとか言う人がいますけど、そこの勝負じゃないんですよね。プロレスは。

プロレスラーは、強くなければいけません。その強さを競うのに、3カウントという物理的な現象だけでそれを評価することは出来ないということです。

試合に負けて勝負に勝つということもありますし、その逆もあります。

これがRIZINやらUFCだと、タップするとかKOするとかで決まりますよね。あと判定とか。でも、終始圧倒している方の選手が1発のパンチで沈むこともあるわけで、最後に倒せば強いのか?と言えば、必ずしもそうとは言えないと思うんですよね。

真剣勝負。

この言葉の意味は深いんです。

 

結局どのジャンルが一番強いのか

私が思うに、プロレスにせよ総合にせよ、ルールの中で展開する以上はそのルールに限定した勝敗しか決められないわけです。

だから、誰が勝って誰が弱いのか、は各々の心の中に勝負があるんじゃないかと思うのです。

でもって、これがルールなしの路上ファイトだとするとどうか。きっと、ルールがないからお互いの条件がフェアーじゃなかったりします。片方だけヤバい道具持ってるとか。すると、ガチだからピュアとも言えないんですよ。

総合の試合でも、バックハンドはダメとかアレはダメ、コレもダメ、みたいに試合ごとにルールが決まったりしてますので、その時点で強い弱いは語れないんですよ。

そこを超越した話で最強説を唱えるならば、そうですね、案外、大仁田厚あたりが一番強いかもしれませんよ。

とにかく、ルールがある以上は最強を決めるのは難しいし、ルールが曖昧だから八百長、というのもお門違いだと私は思う次第です。

八百長とは、心に曇りのある者がやるものです。武藤敬司や秋山準がそんな曇りを心に持っているとは思えませんね。

 - 群雄割拠