何故プロレスラーは引退した後で気軽に復帰するのか?その事情を詳しく分析してみた

   

感動の引退セレモニー!夢をありがとう!!…なのに戻ってきちゃう人達

アスリートの引退。

それは鮮やかでもあり、潔くもあり、寂しくもあり、様々な人間模様を見ることのできるセレモニーです。

長嶋茂雄の引退、キャンディーズの引退、千代の富士の引退。

皆、歴史的な感動を与えてくれていますよね。

一方、プロレスラーの引退はどうかというと、引退興行を華々しくやるので大々的に報じられたりもしますけど、ほどなくして復帰する人が後を絶ちません。

長州力、大仁田厚、馳浩、などなどなど。

なんでしょう、気軽に復帰するんですよね。プロレスラーって。

私が高校生時分、大仁田厚が引退しました。FMWを始めてからの1回目、つまり全体で2回目の時ですね(笑)。

その時、友達がこう言いました。

『こいつ、また絶対復帰するよ』

私は、そんなことはない、大仁田はこれで最後なんだ!と争いましたが、その後、復帰と引退を何度も繰り返して、私を失望させたものです。

馳浩も、新日本で引退し政界に進んだ後、全日本で復帰してます。

だったら、引退しなきゃいいじゃん。最初から。

これが、一般的な論理です。

では、何故彼らは引退を貫かないのか。

 

プロレスラーの引退は何故簡単に撤回されてしまうのか?

まず理由の1つに、引退する時の状況があります。

怪我が深刻になってきて、所属団体の巡業についていけなくなった、とかの身体的なものがある場合は、団体を辞める=引退なわけです。

この時、辞めます、じゃなくて引退だとすると、発表もしやすいし最後のひと稼ぎもやりやすいんですよね。

引退後に別の職業に就くとしても先立つものは必要ですから、退職金的に引退興行と銘打って稼いじゃおう、と。

それでもって怪我が落ち着いたらまたフリーランスとして緩やかに活動する、みたいな、まさしくユルい世界があります。

それから、プロレスは歳を取っても、怪我をしていても試合が出来ないことはないという側面もあります。

武藤敬司がそのいい例で、膝はもう走れないくらいボロボロですが、歩ける限りはリングにも上がれる、という前提があるんですね。

それから試合に出ることで経済的状況が解決できるという場合、数年後に復帰して日銭を稼ぐということも出来るわけです。

これは、精神的なものもありますよね。例え身体がキツくても、また戦いたいという男の闘志が復帰へと誘うわけです。そしてその姿に感動し、応援するファンがいるから、引退後の復帰も受け入れられるんですね。

 

 

だからレスラーの引退は、サラリーマンが会社を辞めるのと同じだと思っていいんじゃないでしょうか。会社を辞めても、それイコール会社員からの卒業というわけではないですから。

いろんなストーリーはありますが、プロレスには引退撤回させるだけの魔物のような何かがあるんだと思います。

 - 群雄割拠